あいかりんの絵日記

もれなく私の描いた絵がついてきます

イマドキ★ヘルスケアメディアに言いたいこと

             f:id:ica9219:20160922225133j:plain

メディアとか言いながら超アナログなノートの写真をあげたのは、私が医療分野でやりたいこと・将来やりたいことがここに詰まっているからです(汚いのは使い込んだのと自己管理能力不足)。 

-- -- -- -- -- -- -- -- -- --

 

それはさておき、最近「ヘルスケア」「医療×AI」みたいな言葉を耳にするようになった気がする。私自身、医療やヘルスケアに興味はあるし、この領域がどんどんデジタル化されていく未来にも興味がある。それが実用化するしないは関係なく、テクノロジーが医療領域に食い込んできたことは純粋にわくわくする。

 

時代がそのように動けば、ヘルスケアとITを組み合わせた領域の事業を始める人は多くなる。実際にベンチャー企業から大企業まで規模を問わずにヘルスケア×ITの事業が始まった例も目にしている。多く存在する事業の中で、最近良くも悪くも目につくのが「ヘルスケアメディア」だ。
(私自身言葉の定義に詳しくない気がしているので、医療やもっと広くヘルスケアに関わる情報を発信したメディアをこのブログ内では「ヘルスケアメディア」と呼びたいと思う。製薬会社や病院等のサイトは除きます。)

 

メディアなので言ってしまえば誰が書いたっていい。だからググればたくさんのヘルスケアメディアが出てくる。本当に多い。正しい情報が書かれているかと言えば、そうでもなかったりする。でも内容は、私たち人間の体・健康、突き詰めれば命に関わってくるとても責任感の大きなメディアだ。休日デートのおすすめを紹介するくらいの気軽さではないのだ。

 

私は情報発信をすることも好きだったので、これまで大学院に通いながら会社規模も様々な3社でヘルスケアメディアのライターなどのアルバイトをしてきた。どの会社も特徴があってとても良い経験になった。メディアに触れる消費者側だけでなく作る側も少し経験するうちに、増え続けるヘルスケアメディアへの期待と不安を抱えるようになったし、こうなったらもっと良くなるのにという願望も強くなってきた。ヘルスケアって?医療って?と考え込むことも増えた。今日は最近私が考えている在るべきヘルスケアメディアについて4つほど書いていきたい。

 

 -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

1. 医療従事者による確認がなされた情報を発信している

つまり、正確な情報であるということだ。ヘルスケアに限らないが、当たり前なようでそうではないメディアはも多い。学生の私でも「おかしくない?」と思わされるものもある。世に出回っているメディアの医療情報は医療従事者が書いた情報だと思っている方も多いかもしれないが、書いている人が医療従事者のケースもあるが、そこら辺にいる主婦や私みたいな学生だったりもする。企業側の人員等の事情もあるだろうし、書く人が医療従事者であることは必須ではないと思うが、それを誰がどのようにどんな基準で確認して発信されているのかは重要だ。

 

ヘルスケア、医療領域は趣味で済む領域ではないと思う。だからこそ、メディアの最低限のハードル以上に、この言い回しは誤解を招かないか、病気の人やその家族に不快な思いをさせないのか、というようにもっと多方面からの医療の知識や患者を含めた気遣いを集約させる必要があるのではないか。

 

おそらく10人の医師に1人の症状の治療方針を考えてもらったら、1つの答えが返ってくることはないと思う。それと同じく、書く人が多くなればなるほど読む人が増えれば増えるほど書き方捉え方が増えてくる。医学的に見て、医療心理学的に見て、その文章が許されるものなのかは学生時代の6年ないしそれ以上の経験があって初めて分かってくる気がしている。それくらいヘルスケア情報は正しさに対して厳しくあるべきだし、そうであってほしい。相手は命だからだ。

 

 

 

2. 安心感を与え過ぎず、不安にもさせる要素がある

病気になったり不安なことがあると私たちは健康な時とは違った思考をしがちになる。

私の話になるが、今日は習い事の試験があったので無意識に昨晩から気が張っていたらしい。健康だったはずが、夜中突然始まった頭痛・吐き気・止まらない涙に悩まされていた。完全に精神的要因だったのに、不安になった私はスマホで色々な病気を検索してしまった。よくよく考えればただの一時的な緊張が原因なものを、病気にでっちあげかけたのだ。お陰様で試験の終わった今は健康そのものだ(笑)。(あと寝る前に怖い漫画を読んでしまったのもありえる)

 

この例えが適切かどうかは分からないけれど、私は人間なんてちょろい存在だと思っている。ちょっとの体調不良でも、ググったらどうやら重病かもしれないと思う人もいるだろうし、逆に早急に病院に行くべき症状なのに、ググったら同じような人いるからいいか!となる人もいる。自分の都合の良い感情に現実を持っていきがちなのだ。

 

だから、「あなたみたいな症状は、○○が原因の場合が多くて、そういう人は日本で○割ほどいます」というように「自分だけじゃないから安心、そんなに思い詰めないでいいみたい」と思わせる路線のメディア。または、「あなたみたいな症状は、○○という病気かもしれない、その病気の死亡率は○○%です」というように「やばい病気かもしれない、不安で集中できない」と思わせる路線のメディア。これらはどちらにも過剰だと思う。良い悪いどちらの可能性もあることを私たちに教えてくれるメディアならば、偏った意見に惑わされることから少しは救ってくれるのではないか。

 

 

 

3. 何かあった時に逃げない体制、姿勢がある

究極を言えば、私たちはヘルスケアメディアの情報によって健康を害することがあるかもしれない、死ぬかもしれない。「書いてあったから信じたのに、後から病院に行ったらもうどうにもならないと言われた」なんてことは起こりうるし、今後この領域のメディアが増えればそのリスクはもっと上がる。そうなったときに、運営会社はどのような姿勢をとろうとしているのかは重要だ。

 

もちろんそのような最悪の事態に予め備えることは可能だ。「うちが出している情報はインターネット上の情報に過ぎないので、信じるか信じないかはあなた次第ですので責任は負えません」みたいなスタンスを鼻から出すことだ。そうすれば、「そう言われても、弊社はこういうことを出していたので」と言える。私もリスクヘッジは大事だと尊敬する先輩から学んだ。が、この場合のリスクヘッジは完全に逃げでしかないのではないか。最初から怯んでいるし、その情報の正確さに自信を持っていないとしか思えない。

 

インターネット上の情報は山ほどある。その中で正しい情報を選ぶのは私たちだから、正しい情報を選択できなかった自分が悪いのかもしれない。でもこれは、卒論データに適した情報を拾ってくるのとは話が違う。大袈裟かもしれないけれど、人の命に関わる情報だ。最初から逃げられても困るし、それくらいの気持ちでいるならやめてほしい。人の生死に責任をとれるだけの信念を持った人たちが運営していくべきだと思う。私たちの命を軽く見ないでほしいのだ。

 

 

 

4. “心から”人の健康と幸せを考えている

そう思っているからヘルスケアメディアを始めたのだとは思うし茶番っぽいけれど、やっぱりここは大事だと思う。医療×ITは流行りだし、始めれば注目もされるし出だし好調で儲けも出やすいのかなとは思う。だからなのか、ぜんっぜん今まで違うサービスをしていた人が急に「医療始めました♪」となっているのを見たことがある。そこにきちんとした問題意識など背景があればいいのだけれど「人は健康であるからこそ、好きなことが出来るので〜」というそもそも論を展開しているのだとしたらやめてくれい!という感じだ。

 

そりゃ健康でなければ何も始まらないかもしれないけれど、そんなこと就活生でも言える(実際就活中に耳にしたことがある)。「人がいる限り、ヘルスケアはなくならない業界だからやる意味がある」と言っていた企業もあった。確かにそうではあるが「え、だからやるの?もっとないの?」とちょっと思ってしまった。なくならない業界だから、それだけ競合もいる。だからこそ他の企業がやらないオリジナリティなヘルスケア事業を自分の会社でやっていかないといけないのではないか。

 

多くのヘルスケアメディアが生まれている今だからこそ、単純に人の健康を思うのではなく、もっと私たちは気づいていないけれど実は抱えている具体的な医療問題を追及していくメディアが増えていってほしい。

 

-- -- -- -- -- -- -- -- -- --

ここまで書いておきながら、ヘルスケアメディア運営しているのって会社だし、会社相手に自分言いたいこと言っちゃってるのやばいのではという複雑な気分です!!怒らないでください関係者の方!!でもこれから始める方には少しでも参考にしていただきたいです!!

 

まあ私が薬学を学んでいるから過剰にこの領域の話に敏感なだけで、他の領域のメディアとかも同じようなことがあるのかもしれないけれど、でもこれが今の私の純粋な意見であります。

 

そうでなければ、せっかく発展し始めてきた医療領域へのテクノロジー全てが信憑性の薄いものになってしまいそうで怖いから。少しでもインターネットというものに不信感を感じる人が増えたら、テクノロジーが悪だと感じる人が増えたら、今後もっと命に関わるこのヘルスケア領域にそれらが参入することを私たちは拒絶してしまう気がするのです。

 

  

これからも新しい研究が、技術が、医療に導入されて未来が明るくなりますように。
そして私もいつかはそこに貢献できますように。

 

-- -- -- -- -- -- -- -- -- --

今日の1枚『言いたいこと言ったけど許してね、の図』

f:id:ica9219:20161002002541j:plain

あいか(Twitter @ica1299