あいかりんの絵日記

気まぐれで私の描いた絵がついてきます

医療への愛情が仕事の邪魔をする

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---仕事に過剰な愛情を持ち込むのはいいことなのか。

 

最近よく考えていることの1つだ。

昨年の秋頃から、頼まれた作業をこなす日々から脱しようと思い始め、意識的に少し自発的に仕事をするようにしてみた。社内のやりとりの中で許可を求めるだけでなく、「こうしたらいいと思うんですけど、どうですか」的な提案をすること、お客さんとのミーティングで発言をすること、その他もろもろ。そうしている中で思うようになった疑問がある。

 

先輩たちは、医療業界を、製薬業界をどうにかしたい、という気持ちなのだろうか。ということだ。
※医療業界に程近いところでエンジニアしています※

 

私の周りの人たちは、エンジニアとしてキャリアをスタートした方ばかりだ。バックグラウンドもエンジニアであり、前職は全く医療とかけ離れた業界のエンジニアだったりする。転職の理由は様々であろうし、各々のモチベーションは私の関与すべき領域ではないと思っている。

 

でも、私は、偽善でもなんでもなく、医療・薬の業界が好きだ。

 

医療系の学部に進学した人には比較的多い気がするが、私は幼い頃から医療に対して強い思いを持っていて、それが影響して大学受験、そして現在にも至っている。いくら自分の仕事が大変になろうとも、お客さんが仕事をやりやすくなって、自社製品の研究や発売が快適になって、製薬業界が潤って、ゆくゆくは自分を含めた患者さんたちが今より豊かになればいいと思っている。かなり遠い経路だけれど、その距離感でもいいから、私は医療業界で遅れている技術領域から医療を支えられればという気持ちでやっている。これは嘘でもなんでもない本心だ。(酔っているので真面目な顔してタイピングしている)

 

でも、エンジニアのバックグラウンドから医療系エンジニアに転職した人たちはどうだろうか。全員ではなくとも、医療バックグラウンドの人よりも恐らく医療への愛情は少ないだろう。それは全く問題のないことだし、むしろその流れが今重要に違いない。でも、エンジニアでも、もっと医療業界のためを、もっといのちのことを考えて欲しい、と思ってしまう。私たちの相手にしているものは、ただのお客さんでなはく、人間の命を扱う大事な大事な仕事をしているお客さんなのだよ!と。多分私のいけないところでもある。

 

 

私の医療への愛情が、仕事の邪魔をし始めた。

 

患者さんのことを本気で思って仕事をしている人たちを、本気で技術で支えなければいけないのに、周りの人が目の前のお客さんが満足するものを提供できればいいと思っていることに、もやもやし始めてしまった。エンジニアとはいえ、命を助ける仕事の小さな一部になっていることを意識しないといけないのに、なんでみんなそうじゃないの??と。

 

ただ冷静になると、この感情の差が、医療業界がいつになってもアナログのままでいる原因なのかもしれないと感じる。ここ数年の流れを見ても、日本の医療は海外から遅れを取っている。そこから脱するためには、医療業界に開発者・データサイエンティストなどなど医療従事者とは異なる科学の知見を持った人が必要不可欠だ。それを受け入れるのは、医療バックグラウンドの人たちだ。

 

これから先、医療バックグラウンドの人がそういった技術者たちに寄り添い、技術者たちが医療バックグラウンドの人に寄り添う必要が出てくる、というか今がその時だと思う。医療は何かと特殊な業界だからこそ、きっと医療寄りの人間は、努力をしてでも技術者たちを理解し、距離を縮めていかなければならない。今までの概念から抜けていかなければならない。

 

 

私もまだまだ医療の人間から抜け出せていない。完全に抜け出すことはないけれど(抜け出したくない)、技術者たちに寄り添える医療の人間の1人になるために広い心と知識を得なければいけない。そこまで行くためにはきっと何度も苦しくなるのだけれど、そこを越えずして日本の医療は何も変わらないと思っている。

 

 

今はまだ医療への愛情が邪魔になっているけれど、

愛情を持ち合わせたまま技術と融合するきっと近い未来まで、ぐっとふんばっていきたい。

 

 

あいか(Twitter: @ica1299